2013年発売のビジネスモデルの電子辞書で、最も人気のある、
カシオのエクスワード XD-N8500(左:140コンテンツ収録)と、
シャープのブレイン PW-A9300(右:130コンテンツ収録)を
本体の機能と、英語系の辞書・学習書について比較してみました。
[共通している点]
ワンタッチで辞書を呼び出せる、同時に複数の辞書を横断検索できる、
説明文からさらに分からないことを調べられる、辞書を追加できる、
発音が聞ける、メイン画面がカラー、
検索結果画面にマーカーが引け、そのまま単語帳が作れる、手書きでメモが取れる
という機能はほぼ同じです。
収録辞書も、
中級英英の『オックスフォード現代英英辞典(第8版)』、
『最新 経済・ビジネス英語2万語辞典』は、どちらにも収録されています。
[全文検索をしたいなら、ブレインPW-A9300]
使いたい辞書を1つ指定し、調べたい言葉を1つ入力すると、
見出し語から探すだけではなく、
説明文全体の中に、その言葉が含まれている項目のリストを出してくれます。
例えばスーパー大辞林で「坂本龍馬」を全文検索すると、下図のようになります。
その言葉について、少しでも多くの情報を集めたい時に便利です
(全文検索対応のコンテンツのみ)。
[操作性や収録コンテンツの充実度をとるなら、エクスワードXD-N8500]
<本体の機能>
まず、何よりアイコンなどを選択したときの反応、検索が速いので、
仕事のスピードアップとストレスの軽減を図れます。
たくさん使う人ほど、この点は大切になってきます。
次に、メインパネルに直接指で触れて、iPhoneのように直感的に操作でき、
スクロールの緩急が自在というのも、スピードアップにつながります。
拡張性についても、本体メモリーと2基のカードスロット
(「microSDメモリーカード」または「microSDHCメモリーカード」内)に、
大辞典等を追加できて、本体内の辞書と一緒に引けるので、
専門分野の辞書などを入れたい方には、ポイントが高いですね
(PW-A9300のカードスロットは1基)。
学習機能は、カラー付箋やカラー単語帳が手書きでも作れ、
あとで一覧が見られる点が優れています。
また、サブパネル(小さいほうの画面)もカラーなので見やすく、
上記のようにカラーで単語帳などが作れます。
<収録コンテンツ>
◆英和辞典
PW-A9300は『ジーニアス英和大辞典』(25万語収録)なのに対して、
XD-N8500は『ジーニアス英和辞典』(9万語収録)と
『200万語専門用語 英和・和英大辞典』になっているので、
学習英和辞典で基本を押さえたいときにも、ビジネスでバリバリ使いたいときにも、
使いやすいのではないかと思います。
また、XD-N8500には『カタカナで引くスペリング辞典』(6万語収録)もあって、
これは単語のつづりがうろ覚えのときや思い出せないときに、
カタカナから引けるユニークな辞書です。
◆和英辞典
PW-A9300は『ジーニアス和英辞典 第3版』(8万語収録)と
『専門用語100万語和英大辞典』なのに対して、
XD-N8500は『ジーニアス和英辞典 第3版』(8万語収録)と
『200万語専門用語 英和・和英大辞典』になっています。
◆英語系の学習書
PW-A9300は
英単語・英熟語暗記のための『キクタンシリーズ』6冊、
TOEIC対策5冊、
英会話6冊に対して、
XD-N8500は
『キクタンシリーズ』は14冊、入門から12,000語レベルまでがそろっています。
TOEIC対策は9冊、こちらも初めての受験用から模擬試験問題まで。
英会話12冊と、
海外留学のためのTOEFL対策が1冊、
『NHKラジオ ビジネス英語』の入門と実践を1年分ずつ(計24冊)。
英会話には発音の矯正の本が2冊と、
ジェスチャーも交えた英会話動画『カラダで伝わる英会話』も含まれていて、
英語を「話す」ということにも重点が置かれています。
辞書・学習書ともに、
XD-N8500のほうが圧倒的に充実したラインアップになっています。
初心者からベテランまで、必要なものがそろいやすく、
英語の勉強を飽きずに続けられる工夫もあっていいですね。
最安値価格は、ブレインPW-A9300は発売当初から13,000円ほど値下がり、
エクスワードXD-N8500は14,000円ほど値下がりして、
現在、XD-N8500のほうが2,000円ほどお安くなっています。
詳しくは、ヤマダ電機、ビックカメラなどの家電量販店よりもお得な大手通販サイトで。
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